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フツーに、発達障害っぽい、おれとおまえの話。

【発達あるある】断捨離中の目移りにも少しいいことがあったよって話

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どうも、ぷるぽです。

 

外出自粛で家の中をこの際だから断捨離だって人、かなり多いんじゃないですか?

 

ぼく自身もいろいろひっくり返しながら、いらない洋服や捨てられなかったものを思い切って捨ててやるんだ!と意気込んだのですが。。。

 

まぁ、あるあるですよ、出るわ出るわ思い出の品。

 

むかし書いてた日記や写真、誰が書いたかわからない謎の絵など目移りするものばっかりで。

手を止めては読んだり見たり、断捨離がまったく進まない1日を過ごしていたんです。

 

そんななか、自分自身でも忘れられない、自分が書いた卒業文集が出現したんです!

 

久しぶりにぼくの目の前に登場したそれは、我ながらやっぱりおもしろい。

自分が紡いだ文章を愛でるのは、なんだか恥ずかしいが、ぼくの原点だから愛おしい。

 

なので、「言葉の旅の恥はかき捨て」という造語を勝手に作って、思い切ってブログに書いてみようと思う。

 

なお、中学生のころのぼくのアタマの世界観をそのまま表現したかったので、基本編集なしでそのまま転記してみます。

 

明らかな言葉間違いや、漢字などの書き間違いは、さすがに修正させてもらいましたw

 

 

とまとと僕 作:中三のぷるぽ

 

三年間の中学校生活になくてはならないもの、そう、僕らの元気のみなもと「給食」である。

三時間目にくる空腹感をよそ目に、給食室からファ〜ンと香る、今日のメニュー。

四時間目は、いつも時間との戦いだった。

毎日毎日そうやって、給食を楽しみにしながら過ごしてきた。

しかし、この三年間で唯一、一度も口にしなかったものがある。

「とまと」である。

 

いつものように献立を見つめる。

「カレーライス、福神漬け、プチトマト」

そこにはなんとも堂々とプチトマトと載っているではないか。

もうその瞬間からテンションスイッチオフ。どんどん暗くなっていく。

その日だけは給食がまだ来ないように祈るくらいだった。

 

とまとのなにが嫌いかっていうと、一つめはにおい。

なんとも生臭いとまと特有のにおいがダメ。

二つめは、どろっとした汁。

うすく緑がかった汁は、上から見ても、ななめから見ても、手に取ってみても、とにかくどっから見たって僕には「鼻水」にしか見えない。

でも好きな人に好きな理由を聞くと、こう返ってくる。

「トマトのうまいところ?そりゃーあのじゅるっとした汁でしょ!」

そう、僕とはまったくの正反対なのだ。

でもとまと好きはこうも言う。

「りんごに当たりはずれがあるように、トマトだって当たりはずれってもんがあんのよ。当たりは甘酸っぱくてうまいんだけど、はずれってさ、酸っぱすぎてまずいわけよ」って。

とまとはぜんぶがぜんぶうまいわけじゃないらしい。

きっとガキの頃食べたあのとまとは、大はずれだったのだろう。

でも、当たりのとまとを食べたいなんて思わないね。

なんてったって「鼻水」だもんな。

 

好き嫌いって人それぞれ。

自分が好きだって思っているものを嫌いだって言う奴もたくさんいる。

たとえば、僕の好きなエビが嫌いだっていう奴がいる。

そいつは給食にエビが入っているゴハンが出ると、きれーーーーにはじにのける。

僕はいつも思う。

「おまえ、エビ君にもうしわけないじゃん」

でも、そいつは、とまとは食べれる。

だからきっとこう思っているはずだ。

「あんた、とまとちゃんに悪いじゃない」って。

結局どっちもどっちってことなんだけど、やっぱりとまとは食えないよ。

 

30年後、僕は45歳。

ヒゲをはやして、ダンディーなおやじになってるんだろう。

もうその時は、とまと好きになってんだろう。

でも、その時は、とまとときゅうりが合体して「とまきゅう」ができると思うから、好きになってる。

その時まではとまとと付き合えない。

いっくらとまとに「わたしを食べて〜」って言われても口にはできない。

だから、その時まで、あともうちょっと待っててね、とまとちゃん。

 

 

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お目汚しの反省とダメだし

大変失礼いたしました。

 

なんでトマトを平仮名で書いているのか、まったくの謎。ミステリーすぎます、自分でも怖いです、助けてください、理解できません。

 

その当時のこだわりをぜひ聞いてみたいものですw

 

エビ好きの友人のくだりですが、この子、実際は甲殻類アレルギーだったんです。

書いている途中でその事実を知って謝ったことを今思い出しました。

 

好き嫌いって人それぞれって考えは今も変わってなくて、なんだか成長してるんだかしてないんだか、不思議な気持ちになりました。

 

でも根本的な考えは変わってなくても、外側のカタチは変わってきています。

好き嫌いって捉え方じゃなく、価値観は人それぞれあるよね、っていう捉え方に変わったんです。それはやっぱり成長のうちに入れていいと自分では思っています。

 

最後のオチも、ある程度うまいこと言っているようにみせて、かなりグダグダ。w

もし、とまきゅうなんて代物があっても食べませんよ、45歳になったって!

 

現在もトマトは好きじゃないです。

でもおかげさまで美味しいトマトに出会ってこれたので、食べれるトマトが増えてきました。

 

自分で買うことは、カレーを作るときやミートソースを作るときぐらいだけど、加工しないそのままトマトをそろそろチャレンジしてみるかな。

 

その時まで、あともうちょっと、ほんのちょっと待っててね、とまとちゃん。